物語は夜のしじま

 タイトルをかっこつけたけど、ただ筆が進まないことを言っている!

 実は今書いている物語は数年前に書き始めたのだが、第三話から動かない漬物石のような状態が続いている。少しでも創作をした人なら分かると思うのだけれど、どんな種類の創作物でも終わりを遂げることがいちばん大切で、出来あがった品質はほんとうに二の次でいい!

 「完成させる? そんなの当たり前じゃろがい」と思うでしょうが、やっぱりね、創作最大の失敗は「未完になること」で、そして一番の敵はそうさせてこようとする「内なる編集者」である。


 さて、そういえば友人が「最近おれ自作ですごろくゲーム作ってるさ~よ」と言っていた。

 小学生か!!!(歓喜)

 おれはすぐに思い出せる。小学生の頃、おばあちゃんが終わった月のカレンダーを渡してきて、広大な白紙の裏にいっしょに落書きをしてくれていたこと。大きなカレンダーが好きだったし、おばあちゃんがおれの絵を褒めていてくれていたのも、今となってはすごく懐かしいなあ。

 友人の自作すごろくについても、おれは身に覚えがあって、ノートにマスごとに「アイテムを拾ったり」「能力が付与されたり」「いきなり死んだり」、とにかく発想の源がそこにあったような気がする。なんなら遊戯王カードも紙で作っていたし、子どもってのは今さらながら創作意欲に満ちた生き物なのだと思う。


 そんな友人の自作すごろくと同時期で密かな偶然を感じていたのだが、おれもここ最近、「能力物」を書きたくてうずうずしていた。これも昔友人がモバゲー(死)時代に教えてくれたWEB小説の影響だ。今となってはその作品もインターネットの藻屑になって探すこともままならないが。

 だいたいのつまらない作品にありがちなことは、設定が果てしなく凝りすぎている点です、はい。

 でもね、おれは設定が好きなんだよ!!! 

 これから恥ずかしげもなく「ぼくが考えたさいきょうの力」を羅列していく。かっくいい名前もつけちゃうんだから!



・寝不足なペガサス

 具体的なイメージをした場所にテレポートをすることができる。ただし任意では発動できず、自らの意識を失った瞬間にしか発動しない。テレポート後は必ず覚醒状態になる。


・死神のハイタッチ

 触れている相手を意識消失させることができる。接触がなくなった瞬間に覚醒する。また触れている間のみ意識消失効果はあるが、平均数秒後(個人差あり)に必ず覚醒をする。その際はもう一度相手に触れなおす必要がある。


・痛い痛いばあ

 自分が過去に受けたダメージを、触れた相手に伝達することができる。ただし能力を使った瞬間に、自分も同様のダメージを再度受ける。


・密やサイダー

 人類に感知できない音波を発して行う疑似テレパシー能力。ただし炭酸飲料を飲んだ数分しか発動できす、伝達する相手も同様の炭酸飲料を飲む必要がある。


・やっぱこれだね

 最後まで中身をたっぷりにすることができる能力。転じて、いろいろなリロードが早くなる。


・絶対左右

 イヤホンをてきとうに取ったときでも、必ずLとRを間違えずに装着することができる。急いでサンダルをつっかけたときにも使える。


『うえきの法則』みたいになってきたから一回読みなおしてくるね……

0コメント

  • 1000 / 1000