星野源
生まれて独りステージに立って
フィナーレまでは残り何公演
人差し指の隣の指はまだ仕舞っておいて
また後世
PUNPEE
イヤモニで閉じこもって
また自分のせいって気づいてる
でもそこにすら君はいた
もしかすると孤独は一人ではないって…いえる!
出張が続いていて、今日はどうしようもなくしんどいって日に見上げた空には、大口開けて笑っているような月が雲に隠れずにいて、なんだか途方もない安心を感じた。
そんな月を見たもんだから、今日はなおさら優しい曲が聞きたいと思った矢先に、YouTubeをぽちぽちしていたら星野源 feat.PUNPEE「さらしもの」っていう曲が上がっていて聞いてみるともう今日にぴったりだったから、もうおれはいよいよGoogleの怖さを通り越して感動すら覚えた。検索すらしていないのに、おれの好みとか気になる情報を最近はぴたりと当ててくる。
おれのこの思考もGoogleに構築されたものだという三流映画の設定みたいな話は置いておいて、さしかかる晩秋の今日みたいな日に、部屋を暗くしてぜひ聞いてみて欲しい。
世間の評価はどうあれ、おれは星野源が好きだ。
これも月とのリンクに驚いたのだが、歌詞に下記の一節がある。
この輝きは僕のじゃなくて
世の光映してるだけで
身の丈じゃないプライドは君にあげる受け取って
捨てといて
すごく前に知った名言(?)をおれはよく覚えていて、それは森鴎外の『知恵袋』という書籍が出典で「日の光を藉(か)りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ。」というのだけど、今日の今日まで「そうだよなあ」と思っていた。でも、月を見てその名言を毎度ちらっと思い出す度、自ら輝くことの難しさとか機会すらそうあるもんでないし、そもそも「自ら輝くこと」っておれは好きなのか? って思ってた。
そんなときにこういう歌詞に出会うから、おれの信念とか概念は、与えられ続けることで変わっていくんだと実感した。そうして、おれも誰かに与えてくて、これを書く。
今日みたいな空を見上げれば、もしかすると孤独は一人ではないって…いえる! のかな?
2コメント
2019.11.13 13:08
2019.11.12 14:40