「若者よ、耳を貸せ」

見えない景色に飛び込むことは
新たな一歩を踏み出せるのさ
なぁ、聞いてくれよ
僕、少し大人になったよ

「若者よ、耳を貸せ」
作詞:前田錬
作曲:南無阿部陀仏



 無我夢中に語りかけてくる若者たちの叫びは、おれを一気に引き込んだ。

 南無阿部陀仏(なむ“あべ”だぶつ)という、なんと現役17歳高校生パンクバンド。

  この曲は、彼らのジブンたち世代に向けた熱唱歌ともとれるだろうし、くそったれな世界にしがみつくことしかできない大人たちへの風刺にもなるかもしれない。

 粗削りだけど、聞く人にド直球で投げ込んでくる魂のボールを、大人たちはどう受け止める? おれの17歳はこんなにパンクできたか?

 10年も離れた彼らに「大人」になることを気付かされる、大人のおれは――気付いたときが未来から戻ってきたときさ! 

 遅い早いは関係ないんだぜ、みんな一緒に見えない景色に飛び込もう。春はもうすぐ!

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